フィンランドのF-Secureは20日、今週末に開催されるF1のマレーシアグランプリの公式サイトが、別のサイトに誘導される現象が発生していると報告した。
F-Secureの公式ブログによると、同社の技術者がマレーシアグランプリのサイト(www.malaysiangp.com.my)にアクセスしようとしたところ、「Hijack by CuciOtak」という文字と洗剤のパッケージのような画像が表示されることを発見。調査したところ、DNS情報が書き換えられたことによって別のサーバーに誘導されており、公式サイトのIPアドレスでアクセスした場合には正常な内容が表示されたという。
F-Secureでは、攻撃者はDNS管理システムのパスワードを推測したか、ソーシャルエンジニアリングを用いてDNS情報を書き換えさせたのではないかとしており、誘導されたページにはウイルスなどは仕掛けられていなかったという。また、現在ではDNS情報は正常に戻っている。
関連情報
■URL
F-Secure公式ブログの該当記事(英文)
http://www.f-secure.com/weblog/archives/00001405.html
( 三柳英樹 )
2008/03/21 14:52
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