米Adobe Systemsは19日、Flashコンテンツの作成ソフトに脆弱性が発見されたことを公表した。脆弱性は、Flash作成用ソフトのみに影響があり、Flash Playerには影響が無い。
Adobeによると、脆弱性はFlashコンテンツを作成する際に利用される「FLAファイル」の問題で、悪意のあるFLAファイルを開いた場合に任意のコードを実行される可能性があるというもの。このため、再生用のFlash Playerなどには影響が無い。
Adobeでは、この脆弱性は「Flash CS3 Professional」「Flash Professional 8」「Flash Basic 8」に影響があるとしている。また、脆弱性の発見者のページでは、「Macromedia Flash MX 2004」でもこの脆弱性を確認したという。
現時点ではこの脆弱性に対する修正プログラムなどは公開されていない。Adobeでは、次期メジャーリリースでこの問題に対処するとしており、不審なFLAファイルには注意するよう呼びかけている。
関連情報
■URL
Adobeによるセキュリティアドバイザリ(英文)
http://www.adobe.com/support/security/advisories/apsa08-03.html
Secuniaによる脆弱性情報(英文)
http://secunia.com/advisories/29455/
( 三柳英樹 )
2008/03/21 15:48
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