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タカネルリクワガタ(環境省の報道発表資料より)
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環境省は、日本に生息する「タカネルリクワガタ」を、種の保存法に基づく緊急指定種に指定すると発表した。期間は3月26日から2011年3月25日までの3年間で、個体を捕獲、殺傷、譲渡するなどの行為が規制される。
タカネルリクワガタは2007年11月に記載されたばかりのクワガタムシの新種。これまでの調査からは、分布が確認されているのは非常に限られた地点にとどまり、個体数もごく限られたものである可能性が高く、希少だという。
さらに、今年に入ってその標本が国内のインターネットオークションで売買されていることが確認されたため、環境省では緊急的な規制が必要と判断し、緊急指定種に指定することにした。
ネットオークションはすでに成立しており、11万円以上の価格で落札されていた模様だ。なお、その時点では、タカネルリクワガタを取り引きするのは違法ではなかったが、今後3年間は取り引きが禁止される。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=9494
( 永沢 茂 )
2008/03/25 12:32
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