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JPドメイン名レジストリレポート2007
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日本レジストリサービス(JPRS)は26日、同社が行なっているJPドメイン名の登録管理業務についての年次報告書「JPドメイン名レジストリレポート2007」を公開した。同社サイトより、PDFでダウンロードできる。
このレポートは、ドメイン名の登録管理業務について広く一般に伝えることを目的に2004年より公開している。今回の2007年度版では、汎用JPドメイン名の卸料金を2,500円に値下げしたことや、ドメイン名の廃止後の一定期間内であれば直前の登録状態に回復できる手続きを導入したこと、JP DNSサーバー「e.dns.jp」の増強などを紹介しているほか、IETFやICANNなどの国際活動への参加状況についても報告している。
さらに今後の課題としては、IPv6へのより広範な対応を進める必要があること、JP DNSのシステム強化やDNSSECのサービスへの技術導入、TLDの国際化へのより積極的な取り組みや国際化メールアドレスに関する技術の標準化の推進などを挙げている。
さらに、同社が4本柱として掲げている「信頼性」「安定性」「利便性」「経済性」について中期ビジョンを述べており、今後も信頼性・安定性・利便性への投資を勘案しながら、経済性の面で値下げにも継続的に取り組むとしている。
2008年1月1日時点のJPドメイン名の登録数は98万8,886件だった。内訳は、co.jpなどの属性型および地域型が38.4%、ASCII汎用JPドメイン名が47.3%、日本語汎用JPドメイン名が14.3%。なお、登録件数はその後、3月に100万件を突破したことが発表されている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://jprs.co.jp/press/080326.html
JPドメイン名レジストリレポート
http://jprs.jp/info/report/
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( 永沢 茂 )
2008/03/26 17:57
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