日本ビクターは31日、同社および関連会社の業務情報がファイル交換ソフトのネットワーク上に流出したことを明らかにした。同社によれば、合計3~4人の社員が個人所有のPCで「Winny」や「Share」を通じてウイルスに感染し、これらの情報が流出したという。
流出したのは、日本ビクター製品のメンテナンスなどに関する個人情報54件と企業・官公庁の情報約800件。氏名や住所、電話番号などが含まれていた。対象となる顧客には、書簡で個別に報告とお詫びをするとしている。なお、現時点で流出した情報が不正利用された事実は確認していないという。
日本ビクターによれば、2月中旬に外部からの指摘により、1月に情報流出していたことが判明。その後、内部調査を進めた結果、新たに別の社員2~3人からも情報流出していたことが発覚した。それぞれ、個人所有PCでWinnyやShareを使用中にウイルスに感染し、情報が流出したという。これらの社員からの流出時期については調査中としている。
日本ビクターでは今後、情報流出防止のために、個人所有のPCで業務情報を扱わない、個人所有のPC内に業務情報がある場合にはすべて削除するなどの事項を再徹底するとしている。
関連情報
■URL
お客様情報の流出について(お詫び)
http://www.jvc-victor.co.jp/support/info/use-info/index.html
( 増田 覚 )
2008/03/31 12:57
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