ニワンゴは1日、動画にコメントを付けられるサービス「ニコニコ動画(SP1)」において、日本音楽著作権協会(JASRAC)と許諾に関わる契約を締結したと発表した。これにより、JASRACの管理楽曲をユーザーが自ら演奏した動画をニコニコ動画で公開することが可能になった。
ニワンゴでは、JASRACとの間でニコニコ動画と動画投稿サービス「SMILEVIDEO」におけるJASRAC管理楽曲の利用について協議を行なってきたが、今回JASRACが示した許諾条件に同意し、許諾に関わる契約を締結した。契約条件としては、ニコニコ動画の売上の1.875%をJASRACに支払うことで合意したという。
今回の契約締結により、JASRAC管理楽曲についてはユーザー自身が歌唱・演奏した動画をニコニコ動画に投稿・公開することが可能となった。
ニワンゴでは、JASRAC以外の権利者団体などについても、話し合いを継続して行なっていくと説明。これまでもニコニコ動画に投稿される動画に対しては、権利保護システムや監視体制の強化、利用者への啓蒙活動を行なってきたが、今後も権利者やコンテンツホルダーおよび諸団体・協会との対話に基づいた権利保護の取り組みを強化し、その要望を踏まえつつ著作権侵害問題に対処していくとしている。
関連情報
■URL
ニコニコ動画(SP1)
http://www.nicovideo.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://info.niwango.jp/pdf/press/2008/20080401_2.pdf
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( 三柳英樹 )
2008/04/01 17:24
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