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有料音楽配信の利用率は9%、AmazonでCD購入は10.5%〜RIAJ調査


調査対象
 日本レコード協会(RIAJ)は2日、2007年度における「音楽メディアユーザー実態調査」の結果を公表した。

 調査は、音楽CDや音楽配信などの利用実態のほか、音楽関連製品・サービスに対するユーザーの意識を把握するために、毎年1回実施しているもの。

 調査対象は、東京30km圏に住む12〜69歳の男女1,200人。質問用紙に書き込む形式で、2007年10月1日から10月26日にかけて実施した。


1割が「Amazon」でCD購入、男性は30〜40代、女性は高校生〜大学生が中心

音楽CDの購入経路
 調査によれば、音楽CDの購入経路では「CD・レコード店」が62.3%で最も多く、以下は「大手セル・レンタル複合店」(42.8%)、「中古CD店・中古書店」(16.6%)、「大型家電店」(15.6%)などが続いた。年齢別では、中学生、高校生、大学・専門学校生が、CD・レコード店よりも大手セル・レンタル複合店を多く利用する傾向が見られた。

 インターネット関連では、「Amazon」(10.5%)が1割を超えたほか、「Amazon以外のインターネットショッピング」(5.9%)や「インターネットオークション」(3.0%)などが挙げられた。Amazonの利用率は、男性では30代(18.3%)と40代(17.4%)、女性では高校生(17.3%)と大学・専門学校生(16.7%)が平均よりも高かった。


有料音楽配信の利用率は9%、20歳前後が利用の中心

有料音楽配信サービスの利用率
 インターネット(PC)の利用率は64.8%で、2006年度の62.0%から増加。インターネット有料音楽配信の利用率は9.0%で、2004年度の5.7%、2005年度の6.0%、2006年度の8.4%から4年連続で増えた。主な利用者としては、利用率が1割を超えた大学・専門学校生と20代社会人が中心だった。

 有料音楽配信を利用する理由では、「必要な曲だけ手に入れられる」が62.1%で最も多かった。以下は、「時間を気にせず利用できて便利」(36.3%)や「サービスが利用しやすい」(29.3%)、「インターネットをよく使うのでアクセスしやすい」(27.8%)、「値段がお手頃」(26.8%)などが挙げられた。

 一方、有料音楽配信に対する不満点としては、「ジャケット、歌詞カードがない」が37.5%でトップ。それ以外では、「値段が高い」(32.0%)、「コピー・転送ができない」(24.3%)、「曲種が少ない」(21.4%)を不満とする人が多く見られた。

 有料音楽配信を利用しない理由では、「購入したCDで音楽を聴くほうが良い」が43.9%で最多。この数値は2006年度(27.8%)から大幅に増加していることから、RIAJでは「音楽配信の非利用者がCDを頻繁に利用する傾向がうかがえる」と分析している。そのほか、「レンタルCDで音楽を聴く方が良いから」(22.8%)、「支払の仕方が不安」(21.5%)、「どのサイトを利用してよいかわからない」(20.7%)などが2割を超えた。


有料音楽配信サービスで不満な点 有料音楽配信サービスを利用しない理由

着うたが着メロの利用率上回る、着うたフル録音源では「無料サイト」が目立つ

 携帯電話・PHS向け有料音楽配信の利用率では、着メロが低下し、着うたや着うたフルが着実に増加する傾向が見られた。着メロは2006年度の43%から27.3%に減少。一方、着うたは25%から28.9%に増加し、着メロを上回った。着うたフルは10%から15.5%に増えた。

 なお、携帯電話に保存されている着うたフルの録音ソース別楽曲数では、掲示板を含む「無料サイト」からの直接ダウンロードが1人平均20.4曲で最も多かった。次いで、「有料サイト」からの直接ダウンロードが同6.8曲、「ファイル交換ソフトでPCからコピー」が同3.9曲の順だった。無料サイトからのダウンロード曲数は、有料サイトの3倍近く存在することがわかったとしている。

 過去半年間における平均ダウンロード曲数では、着メロが8.0曲(2006年度比0.3曲減)、着うたが11.1曲(同1.2曲増)、着うたフルが14.5%(同3.6曲増)。また、着うたフルの保存曲数は、平均18.9曲だった。着うたの利用目的で最も多かったのは「着信音として」(80.0%)で、2位の「好きな曲を聴くため」(44.6%)を大きく離した。


着メロ、着うたの利用実態 着うたフルの録音ソース

デジタル携帯音楽プレーヤーの利用率は26.7%、無料音楽配信からの録音は14.4%

 「iPod」をはじめとするデジタル携帯音楽プレーヤーの利用経験率は26.7%で、2006年度の20.1%から6.6ポイント増加。平均の利用経験率より高かった層を性年代別に挙げると、男性が中学生(48.5%)、高校生(53.5%)、大学・専門学校生(61.2%)、20代社会人(37.9%)、30代(31.8%)、女性が中学生(53.2%)、高校生(53.5%)、大学・専門学校生(61.6%)、20代社会人(46.8%)。

 デジタル携帯音楽プレーヤーの利用場所では、「外出中・移動中」が81.8%と圧倒的に多かった。また、「自宅(自分の部屋)」(31.6%)や「自宅(共同の空間)」(20.3%)など、自宅での利用も定着しつつあるという。年代別では、高校生と大学・専門学校生が、外出中だけでなく自宅や学校など、場所を問わずに利用する傾向が見られるとしている。

 なお、デジタル携帯音楽プレーヤーで聴く楽曲の録音ソースでは、「購入したアルバムCD」を挙げる人が75.9%で最多。次いで「レンタルしたアルバムCD」(55.7%)、「購入したシングルCD」(36.0%)、「友人から借りたアルバムCD」(35.0%)の順だった。「有料音楽配信」は15.5%で、2006年度の19.9%から4ポイント減少。ファイル交換ソフトを含む「無料音楽配信」は14.4%で、こちらも2006年度の16.6%から減少した。


デジタル携帯音楽プレーヤーの利用経験率 デジタル携帯音楽プレーヤーで聴く音楽の録音ソース

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.riaj.or.jp/release/2008/pr080402.html
  2007年度音楽メディアユーザー実態調査報告書(PDF)
  http://www.riaj.or.jp/report/mediauser/pdf/softuser2007.pdf

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( 増田 覚 )
2008/04/02 17:16

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