米Microsoftは1日、Office 2007で採用している文書ファイル形式「Office Open XML(Open XML)」が、国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)による合同技術委員会で標準として承認されたと発表した。
Open XMLは、Office 2007で新たに採用された、XML形式による文書フォーマット。Office 2007では標準のフォーマットとなっており、WordやExcelなどのファイルも標準ではOpen XML形式で保存される。
Open XMLは、2006年12月に標準化組織のEcma Internationalによって承認され、Ecma InternationalがISO/IECにOpen XMLの規格案を提出。これまで議論が重ねられてきた。
Microsoftでは、正式な最終結果はまだ発表されていないが、投票した各国代表団体全体の86%、Pメンバーと呼ばれる有効票を投じた団体では75%が標準化を支持し、標準として承認されたと説明。これにより、Open XMLが、HTML、PDF、ODFと並んでISOとIECによって認められたオープンな文書フォーマット規格となったとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3408
Office Open XMLファイルフォーマット
http://www.microsoft.com/japan/interop/openxml/default.mspx
■関連記事
・ MS、OfficeファイルをOpen XMLに変換して危険を緩和するツール配布(2007/05/23)
( 三柳英樹 )
2008/04/02 20:07
- ページの先頭へ-
|