米Googleは7日、Googleが各種サービスに使用しているインフラを一般のWebアプリケーション開発者に提供し、Googleのインフラ上でサービスが構築できる新サービス「Google App Engine」のプレビュー版を公開した。プレビュー版では、当初は先着1万人の登録者が利用可能で、募集人数は今後増やしていく予定としている。
Google App Engineは、分散ファイルシステム「GFS」や、データベースシステム「Bigtable」など、Googleの各種サービスで使用しているシステムインフラを一般のWebアプリケーション開発者向けに提供するサービス。これにより、開発者はGoogleの各種サービスと同様の基盤で、スケーラブルな環境によるWebアプリケーションが構築できるとしている。
Google App Engineは、プレビュー版の期間は無料で提供されるが、使用できるコンピュータ資源は制限される。将来的には、開発者は必要に応じてコンピュータ資源を購入できるようになるとしている。
関連情報
■URL
Google App Engine(英文)
http://appengine.google.com/
Google公式ブログの該当記事(英文)
http://googleblog.blogspot.com/2008/04/developers-start-your-engines.html
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( 三柳英樹 )
2008/04/08 15:43
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