ライブ中継サービスのUstream、1,110万ドルのシリーズAファイナンス

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ライブ中継サービスのUstream、1,110万ドルのシリーズAファイナンス

　ライブ中継サービスの米Ustreamは10日、1,110万ドルのシリーズAファイナンスを実施したと発表した。今回出資したのは、ベンチャーキャピタルのDCM、Labrador Ventures、The Band of Angelsの3社だ。

　Ustreamは、Webカメラとコンピュータ、インターネット回線さえあれば、誰でも簡単に不特定多数の相手に向けてライブ放送を行なうことができるサービスだ。Ustreamによると、現在26万人の登録会員、毎月220万の視聴者がおり、同社のWebサイトでは毎日平均で8,000～10,000のライブ中継が行なわれているという。

　数多くのブロガーが集うライブイベントや会議に加え、最近では米国大統領選挙に関連した候補者演説会などで、民主党のBarack Obama氏や共和党のJohn McCain氏らも利用している。それ以外にも、個人が“動画版Twitter”といった感覚で、自室から自分自身を映して生中継するなど、さまざまな利用の仕方が注目されている。中継されたものの中には録画されているものもあり、Ustreamのサイトで視聴することもできる。

　Ustreamによると、今回のファイナンスによってインフラを強化し、これまで以上に多数のパートナー、ユーザー、視聴者が利用できるようにする予定だと説明している。

関連情報

■URL
　ニュースリリース（英文）
　 http://www.ustream.eastwick.com/ustream-raises-111-m-in-funding-led-by-dcm-and-broadcasts-rapid-growth/

（青木大我 taiga@scientist.com ）
2008/04/14 11:52

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