地図情報の標準規格団体であるOpen Geospatial Consortiumは14日、「Google Earth」などで使用されている地図ファイルフォーマットの「KML」を標準規格として採用したと発表した。
KMLは、もともとGoogle Earthの地図上にユーザーのコンテンツを重ね合わせて表示するためのファイルフォーマットとして開発された。その後、地図情報を記述するためのファイルフォーマットとして広く利用されるようになり、現在では全世界で何百万ものKMLファイルが存在するようになっている。
今回、Googleと、地図情報システムを開発するカナダのGaldos Systemsが同コンソーシアムにKMLファイルフォーマットを提出。その結果、KMLバージョン2.2が標準規格として採用された。
この標準規格「OpenGIS KML 2.2 Encoding Standard」は、KML 2.2のモデルと言語を形式化し、KML 2.2を利用するファイルやツールと後方互換性を維持している。この標準規格に関する情報はコンソーシアムのWebサイトからダウンロードできる。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.opengeospatial.org/pressroom/pressreleases/857
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・ 「Google Earth」にKMLファイル検索機能を追加(2007/02/15)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/04/15 12:02
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