オフィススイートなどのWebアプリケーション「Zoho」を提供している米AdventNetは16日、CRMアプリケーション「Zoho CRM」を中規模企業向けにアップグレードしたと発表した。Zoho CRMは11言語に対応し、その中には日本語も含まれている。
Zoho CRMは中規模企業に対応するため、複雑な組織でも利用できるように改良された。その結果、組織のさまざまな役職の社員に対してアクセスレベルを設定できるなど、データ管理機能が高度に改良された。
また、顧客対応を強化するため、自動返信メール機能が追加されている。さらに、プロフェッショナル/エンタープライズエディションではSSLがサポートされ、スプレッドシートアプリケーションの「Zoho Sheet」とも統合されている。
Zoho CRMは、パーソナルエディションは3ユーザーまで無料、プロフェッショナルエディションは1ユーザー月額12ドル、エンタープライズエディションは1ユーザー月額25ドルで500MBのファイルストレージが提供される。
ZohoのCEOは14日、GoogleとCRMアプリケーション大手のSalesforce.comが提携したことに関連して、両社の提携が長続きしないとのコメントを発表していた。Zohoはすでに「Google Docs」と競合するオフィススイートを提供しており、今回、ZohoがCRMアプリケーションを中規模企業向けにアップグレードしたことによって、同社はGoogle/Saleforce連合と本格的に競合することになる。
関連情報
■URL
Zoho CRM
http://crm.zoho.com/
Zoho CRMの改良点(英文)
http://zohocrm.wiki.zoho.com/Zoho-CRM-What-is-New.html
Zoho公式ブログの該当記事(英文)
http://blogs.zoho.com/announcements/introducing-zoho-affordable-crm-enterprise-edition/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/04/17 13:05
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