米Microsoftは17日、Windowsに特権昇格を引き起こす恐れのある脆弱性が公表されたとして、セキュリティアドバイザリを公開した。Secuniaでは、この脆弱性の危険度を5段階中で下から2番目の“Less Critical”と判定している。
セキュリティアドバイザリによると、脆弱性はWindows Vista/XPおよびWindows Server 2008/2003に影響があり、脆弱性が悪用された場合にはLocalSystem権限への特権昇格が起きる可能性があるという。脆弱性はIISやSQL Serverなどが影響を受ける可能性があり、セキュリティアドバイザリではこの問題の回避方法を紹介している。
マイクロソフトでは、現時点ではこの脆弱性を悪用する攻撃は確認されていないが、現在この問題について調査を進めており、必要に応じて修正パッチの提供などを行なうとしている。
関連情報
■URL
セキュリティアドバイザリ(英文)
http://www.microsoft.com/technet/security/advisory/951306.mspx
Microsoft Security Response Center公式ブログの該当記事(英文)
http://blogs.technet.com/msrc/archive/2008/04/17/msrc-blog-microsoft-security-advisory-951306.aspx
Secuniaによる脆弱性情報(英文)
http://secunia.com/advisories/29867/
( 三柳英樹 )
2008/04/18 18:30
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