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「ホームページ作成ソフトの市場で1位目指す」、ソースネクスト松田社長 |
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ソースネクストは21日、更新料0円ソフト「ZEROシリーズ」の第4弾となる「ホームページZERO」の記者発表会を開催した。代表取締役社長の松田憲幸氏は、「ホームページ作成ソフトの市場でシェア50％以上を獲得し、1位を目指す。ZEROシリーズ4種類で売上100億円を目指す」と語った。 ● ホームページ・ビルダーとの差別化を強調
ZEROシリーズについては、「ウイルスセキュリティZERO」が2007年にセキュリティ対策ソフト分野でシェア1位（31.1％）を獲得したと説明。出荷本数は270万本を突破したという。続いてリリースした「携快電話ZERO」や「筆王ZERO」も好調であることをアピールした。 “第4のZERO”としてWebサイト作成ソフトを選んだ理由については、「ブログが広まっているが、並行してホームページを運営してるユーザーも多い。また、ホームページ作成ソフトは個人だけでなく、教育機関や企業なども利用することから、無視できない大きなマーケット」と述べた。 また、ソースネクストが行なったアンケート結果を挙げ、「ホームページ作成ソフトのユーザーのうち、3人に1人は機能に不満を持っていることがわかった。不満の上位は『魅力的な素材・テンプレートが少ない』『操作が難解』だった」と説明。そいったユーザーニーズを踏まえ、「他社からの販売委託などではなく、自社でホームページ作成ソフトを開発した」という。 ホームページZERO通常版の価格は9,800円。松田氏は価格について、「ホームページ作成ソフトの相場は1万円くらいだが、我々はアップデート無料でこの価格」とアピール。さらに、製品デモでは、「ホームページ・ビルダー12」との機能比較を提示し、他社製品にもあるような機能を備えた上で、素材・テンプレート数の多さやバージョンアップが無料であることなどを強調した。 なお、ソースネクストは、ホームページ・ビルダーのバージョン11までを扱っていた。12からはジャストシステムが販売している。「ホームページ・ビルダーを販売していたとき、通常版13,800円はユーザーにとって気の毒な価格帯だと感じた。そこで、年間に換算すると1,000円以内の出費で10年使えるような価格にすれば買っていただけるだろうと考えた」という。 また、ZEROシリーズに加えるソフトの基準については、「基本的にはバージョンアップを毎年繰り返すようなソフトや、新技術や対応機種など周りの環境がメーカーの意思とは関係なく絶えず変化するようなソフト」と説明。「そういったソフトは買収も視野に入れ、ラインアップに加えていきたい」とした。
● ホームページとブログの同時開設者が68.1％ ソースネクストでは、ホームページZEROの発表にあわせて、「ホームページ作成に関する使用実態調査」の結果を公表している。調査では、ホームページ作成ソフトを保有・使用する15歳以上の人に対し、オンラインアンケートを実施した。期間は4月2日～3日で、1,234サンプルを得た。使っているソフトは、「ホームページ・ビルダーシリーズ」が71.7％で最も多い。次いで、「Dreamweaverシリーズ」10.6％、「その他の有料ソフト」9.5％など。また、使用中のソフトに「不満がある」は34.8％で、具体的には「魅力的な素材やテンプレートが入っていない」の41.2％が最も多かった。 ホームページにあるコンテンツでは、「写真・画像」が90.2％で大半を占めた。次に「テキスト」の72.5％が多かった。更新頻度は、「週1回程度」33.7％、「月1回程度」26.7％などが多かった。また、デザイン変更など、大がかりな更新を希望するユーザーは、「更新したことがあり、今後もしたい」「更新したことはないが、今後してみたい」を合わせると、81.3％に上った。 このほか、「ホームページとは別にブログも開設している」ユーザーは68.1％存在し、ホームページを持つ理由については、「ページデザインの自由度が高い」の66.4％が最も多かった。ホームページと連携したいWebサービスでは、「アフィリエイト」48.6％、「アクセス解析」37.0％、「オンラインショップ」27.6％などが多く挙げられた。
関連情報 ■URL ニュースリリース（PDF） http://sourcenext.co.jp/pr/sozai/2008042102.pdf ■関連記事 ・ ソースネクスト、更新料0円のWebサイト作成ソフト「ホームページZERO」（2008/04/21） ・ 新しい干支素材も無料アップデート、ソースネクスト「筆王ZERO」（2007/07/09）
（ 野津 誠 ）
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