マイクロソフトは30日、SQLインジェクション攻撃への対策に関するサイトを公開した。サイトでは、SQLインジェクション攻撃の仕組みについての解説のほか、対策のための参考資料へのリンクなどを掲載している。
SQLインジェクション攻撃は、Webサーバーが利用しているデータベースサーバーに対して悪意の有るSQL文を送信することで、データベース内のデータを改竄し、表示されるコンテンツを改竄する攻撃。現在では多くの場合、改竄によりWebページ中にスクリプトを混入させ、ページを閲覧したユーザーのPCをウイルスに感染させることを目的としている。
マイクロソフトでは、SQLインジェクション攻撃はIISやASP(Active Server Pages)といったサーバーの脆弱性を狙ったものではなく、サーバー上に構築したWebアプリケーションの脆弱性を狙ったもので、データベースと連携する動的ページであれば攻撃の影響を受ける可能性があると説明。対策としては、Webアプリケーション側で意図しないSQL文を受け入れないようにする必要があるとして、マイクロソフトがこれまでに公開している資料や、IPAやJPCERT/CCが公開したSQLインジェクション対策の資料へのリンクを掲載している。
関連情報
■URL
SQLインジェクション攻撃とその対策
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/guidance/sqlinjection.mspx
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・ IPA、サーバーログからSQLインジェクション攻撃を確認するツールを公開(2008/04/18)
( 三柳英樹 )
2008/04/30 16:14
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