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Microsoft、Windows XP SP3を配布開始

インストール済みのIE7は、SP3適用すると削除不可能に

Microsoft Updateの画面
 Microsoftは日本時間の7日、互換性の問題で公開を延期していたWindows XP Service Pack 3(SP3)の配布を開始した。Microsoft UpdateまたはWindows Update経由でインストールできるほか、ダウンロードセンターではCDイメージファイルを配布している。

 SP3では、これまでに公開されたWindows XP用の修正プログラムなどをまとめて提供する。安定性やパフォーマンスの向上を図ったほか、Network Access Protection(NAP)への対応を行なってる。

 SP3については、当初、4月29日の公開がアナウンスされていたが、小売店管理システムの「Microsoft Dynamics Retail Management System(RMS)」との間に互換性の問題が発見されたため、公開を延期していた。

 なお、リリースノートによれば、Dynamics RMSを使用している場合は、データや機能の損失、通信障害などが発生する可能性があるという。今後リリースが予定されている修正プログラムを適用してからSP3をインストールするよう呼びかけている。

 また、SP2にInternet Explorer 7かInternet Explorer 8のベータ版をインストールしている場合、SP3にアップグレードするとInternet Explorerをアンインストールできなくなる問題がある。これを回避するには、事前にIE7または8をアンインストールしておく。先にSP3にしてしまった場合は、まずSP3をアンインストールすることで、IE7または8をアンインストールできるようになる。


関連情報

URL
  リリースノート
  https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=60807C3A-8969-4DDF-BEB2-8BFAC9ED416B&displaylang=ja
  Windows XP Service Pack 3 - ISO-9660 CDイメージファイル
  https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=2fcde6ce-b5fb-4488-8c50-fe22559d164e&DisplayLang=ja

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( 野津 誠 )
2008/05/07 14:14

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