米セキュリティ企業のBitDefenderは14日、ネットワークゲーム利用者を対象にしたウイルス対策セキュリティソフト「BitDefender GameSafe」を発表した。
ネットワークゲームの利用者はこれまで、ウイルス対策ソフトのパフォーマンスや挙動のために、仮想世界の中で生死を分ける状況に直面する可能性があったという。
BitDefender GameSafeは、使用するプロセッサパワーやメモリ、仮想メモリを最小限に抑え、ゲームプレイ中に自動アップデートや自動スキャンをせず、アラートなどのポップアップ画面を表示しないため、そのようなリスクを最小限にとどめることができるとしている。ウイルス、スパイウェア、rootkitの脅威を防ぎ、ファイアウオールによって不特定のWiFi接続からユーザーを保護する機能を持つ。
なお、5月11日に行なわれた「第2回大和証券杯ネット将棋」で、羽生善治二冠がPCの誤操作により時間切れ負けをするという“事件”が起こり、話題となった。マシンパワーを必要としたり、操作に遅延が許されないようなゲームだけでなく、将棋のようなシンプルなゲームでさえも、ウイルス対策ソフトの設定を変える必要があるのではないかという議論も起こっていた。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://news.bitdefender.com/NW728-en--BitDefender-Embraces-Gaming-Community-with-Launch-of-GameSafe.html
製品概要(英文)
http://www.bitdefender.com/media/html/gamesafe.html
日本将棋連盟によるコメント
http://www.shogi.or.jp/osirase/2008/main.html#080513
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/05/15 14:23
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