気象庁とXMLコンソーシアムは22日、あらゆる気象情報をXML形式に統一して提供するための「気象庁防災情報XMLフォーマット」ドラフト版を公開した。これについてパブリックコメント募集も開始した。郵送、FAX、メールで受け付けており、6月20日必着となる。
「気象庁防災情報XMLフォーマット」では、インターネットの活用が一般化した社会において、気象庁が作成する防災情報を迅速かつ確実に提供し、さまざまなメディアを通じた防災情報の広範な利活用を促進することが目的。それにより、自然災害の被害の軽減を目指す。
防災情報を提供するための新フォーマットを検討するにあたり、従来、気象庁が採用している独自形式を改め、汎用性の高いXML形式を導入することになった。また、気象・地震・火山など現象の分野ごとに個別の仕様で作成していた情報の形式を、現象の分野を問わずに“防災情報”として統一することになる。
気象庁では、XMLフォーマットの導入にあたり、XMLコンソーシアムの協力を得て検討を行なっている。さらに、検討途中でドラフトを公開し、利用者の声を反映できるようにする。今回、22日付で「気象庁防災情報XMLフォーマット」のドラフト(Ver.0.1)を公開した。これを基に、パブリックコメントを募集している。
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■URL
ニュースリリース
http://www.infoteria.com/jp/news/ref/pr080522_01.html
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( 野津 誠 )
2008/05/22 16:31
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