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かな漢字変換プログラム「VJE」がWebで復活、ヤフーがAPIで無償提供


 ヤフーは27日、各種WebサービスのAPIを提供する「Yahoo!デベロッパーネットワーク」にて、「かな漢字変換Webサービス」を公開した。利用は無料。

 「かな漢字変換Webサービス」は、日本語入力プログラム「VJE」をAPIで提供するもの。VJEは、バックスが開発した日本語入力ソフトだが、同社は2006年6月に休眠化している。

 「かな漢字変換Webサービス」では、「かな漢字変換機能」をはじめ、「推測変換機能」や「辞書指定機能」が利用できる。かな漢字変換機能では、解析対象テキストの区切り位置指定機能により、文節の区切りを変更できる。また、基本辞書は月1回更新される。推測変換機能では、短い文字列から変換候補を推測できる。辞書指定機能では、人名や地名、顔文字、郵便番号の指定利用が可能だ。

 「かな漢字変換Webサービス」を利用すれば、日本語入力環境を持たない海外仕様のPC向けに、日本語入力Webサービスや推測変換Webサービスを構築したり、郵便番号から住所への変換、入力文字から顔文字への変換を利用した辞書利用Webサービスを構築することができるという。

 なお、「かな漢字変換Webサービス」は、「Yahoo!デベロッパーネットワーク」内の「テキスト解析Webサービス」の1つとして提供される。「テキスト解析Webサービス」では、このほか、文章の入力ミスなどをチェックできる「校正支援Webサービス」や、文章を形態素に分割して解析できる「形態素解析Webサービス」を提供している。


関連情報

URL
  Yahoo!デベロッパーネットワークのテキスト解析Webサービス
  http://developer.yahoo.co.jp/jlp/

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( 野津 誠 )
2008/05/27 18:29

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