米Googleは3日、企業向けのカスタム検索エンジンサービス「Google Site Search」の機能強化を発表した。Google Site Searchは、企業向けにカスタマイズした検索エンジンを提供する有料サービスで、料金は年間100ドルからとなっている。
今回発表された機能強化は4つある。1つ目はインデックス化するページについて、これまでは検索結果に含まれなかったいわゆる「ディープページ」や、頻繁にアップデートされるページを含められるようになったことだ。その結果、企業がWebサイトで提示しているほぼすべてのページを検索できるようになる。
2つ目は、関連する言葉や同義語、企業や業界独自の略語などの辞書を作成できるようになった。例えば、「CD」という検索語に対して、「Certificate of deposit(譲渡性預金証書)」の検索結果を表示できるようになる。
3つ目は、ページの新旧による重み付けが可能になった。これは、検索アプライアンスの「Google Mini」にも最近搭載された機能で、例えば新しいドキュメントをより重要視し、上位に表示させることなどが可能になる。また、日付をどの程度重要視するかは、管理者が設定することができる。
4つ目は、最も重要視する検索内容を設定できることだ。例えば、検索結果では製品カタログを最重要視してなるべく上位に表示し、人事や会社の沿革ページよりも重きを置くことが可能となった。
関連情報
■URL
Google Site Search
http://www.google.com/sitesearch/
ニュースリリース(英文)
http://www.google.com/intl/en/press/pressrel/20080603_site_search.html
Google Enterprise公式ブログの該当エントリー(英文)
http://googleenterprise.blogspot.com/2008/06/super-charging-search-on-your-site-with.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/06/04 12:49
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