フェンリルは4日、最新版のWebブラウザ「Grani 3.2」「Sleipnir 2.7.2」を発表した。対応OSは、Windows Vista/XP/2000/Me/98。フェンリルのサイトから無償でダウンロードできる。
Grani 3.2では、100カ所を超えるチューニングと修正により、安定性や動作速度などを改善。起動時のファイルアクセス数の削減などによる起動速度の高速化や起動直後のナビゲート速度の高速化などのほか、ちらつきの低減など安定性に関わる部分の修正を行なっている。
Sleipnir 2.7.2では、ナビゲーションロック時のフレーム分解に関する仕様変更が行なわれたほか、特定のページにおけるページ内検索の不具合の修正などを行なった。
フェンリルではSleipnir 2.7.2の発表に合わせて、梅雨の季節をイメージしたSleipnir用の公式スキン「Kantele」の配布も開始した。
【追記15:30】
また、Grani 3.2およびSleipnir 2.7.2では、お気に入り検索結果を履歴より復元した際に、任意のスクリプトが実行される脆弱性を修正している。脆弱性はGrani 3.1以前、Sleipnir 2.7.1 Release2以前に影響があるため、フェンリルでは旧バージョンのユーザーに対してアップデートを推奨している。
関連情報
■URL
Grani
http://www.fenrir.co.jp/grani/
Sleipnir
http://www.fenrir.co.jp/sleipnir/
JVNによる脆弱性情報
http://jvn.jp/jp/JVN25448394/index.html
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( 三柳英樹 )
2008/06/04 15:14
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