マイクロソフトは11日、以前に公開された「MS06-078」「MS07-068」の2件のセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)について、Windows XP Service Pack 3(SP3)でも検出対象となるよう変更を行なった。
今回の変更は、この2件の修正パッチがWindows XP SP3に含まれていなかったため、Windows XP SP3でも適用対象として検出できるようにするために行なわれたもの。2件はいずれもWindows Media Formatランタイムに関する修正パッチで、2006年12月と2007年12月の月例パッチとしてそれぞれ公開されている。
また、4月にも同様に、Flash Playerに関する修正パッチ「MS06-069」が、Windows XP SP3でも検出されるよう変更が行なわれている。今回の件を合わせて、合計3件の修正パッチがWindows XP SP3には含まれていなかったことになり、Windows XP SP3を適用した場合でも、これら3件の修正パッチについては別途適用が必要となる場合がある。
ただし、Windows XP SP2の時点でこれらの修正パッチが適用済みであれば、Windows XP SP3のインストール後に再度パッチを適用する必要はない。適用の必要があるのは、「MS06-069」「MS06-078」「MS07-068」を適用していない環境で、Windows XP SP3をインストールした場合に限られる。
関連情報
■URL
MS06-078
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS06-078.mspx
MS07-068
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS07-068.mspx
MS06-069
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS06-069.mspx
( 三柳英樹 )
2008/06/11 16:07
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