米MicrosoftのWebメールサービス「Hotmail」のクラシックバージョンが、近々改良され、高速化することが明らかになった。これは、Windows Live HotmailプログラムマネージャーのEllie Powers氏が、公式ブログで明らかにしたものだ。Hotmailの改良は、今後数週間にわたってゆっくりとしたペースで行なわれると説明している。
Hotmailには、クラシックバージョンとフルバージョンがある。クラシックバージョンは動作は速いが、フルバージョンのように再読み込みせずに次々にメールを見るなどの新機能が用意されていないという欠点があった。今回、このクラシックバージョンが、見た目はそのままに、動作が改良されることになった。
特に受信箱のメールを読む際や、メールを削除または移動する際、違うフォルダにあるメールを読んだり、受信箱の新着メールを確認する場合に、再読み込みせずに作業が行なえるようになるという。
さらにHotmailの有料ユーザー向けには、POP3アカウントの追加が簡単になると説明している。これまでもPOP3アカウントの追加は可能だったが、今度から有料ユーザーに対しては、メールアカウントを追加するリンクが受信箱に表示される。また、多くのメールサービスのPOP3アカウント情報をあらかじめ用意し、移行手続きが大幅に簡単になるとしている。
この改良には、バグの修正やパフォーマンスの改善なども含まれると説明している。Hotmailのクラシックバージョンは、Internet Explorer 6以上、Firefox 2.0以上、Safari 2.0以上などのブラウザに対応している。
関連情報
■URL
Windows Live Hotmail公式ブログの該当記事(英文)
http://mailcall.spaces.live.com/Blog/cns!CC9301187A51FE33!47753.entry
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/06/12 12:17
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