NTTやインターネットイニシアティブ(IIJ)など10社は13日、セキュリティオペレーションの技術向上、人材育成、関係組織との連携などを目的とした「日本セキュリティオペレーション事業者協議会(ISOG-J)」を発足した。
セキュリティオペレーションとは、セキュリティ機器の運用・管理、セキュリティ診断、ログ蓄積・分析、脆弱性管理、インシデント対応など、情報セキュリティの維持・向上のために日常的に必要となる業務を指す。
ISOG-Jでは、セキュリティオペレーションサービスのガイドライン・指標を作成するほか、同サービスの課題の抽出と検討、オペレーターの教育・育成の支援などを行なう。ISOG-Jは、日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)の傘下に設置し、JNSAが事務局を担当する。
ISOG-Jによれば、セキュリティオペレーションは人材確保が難しいだけでなく、オペレーション業務を「どのように・どこまでやるべきか」という具体的でオープンな指針が存在しないため、実際の業務を各組織でしっかりと行なうことは容易ではなかったという。こうした課題を改善するために、ISOG-Jを発足したとしている。
なお、ISOG-J設立を発起したのは、NTTとIIJのほか、IIJテクノロジー、NRIセキュアテクノロジーズ、NTTデータ、NEC、日立情報システムズ、富士通、三井物産セキュアディレクション、ラックの10社。
関連情報
■URL
ニュースリリース(NTT)
http://www.ntt.co.jp/news/news08/0806/080613a.html
( 増田 覚 )
2008/06/13 16:03
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