総務省は17日、2007年度末(2008年3月末)における加入者回線数の調査結果を公表した。一般電話を含む全加入者回線に占めるNTT東西のシェアは91.0%で、2006年度末の92.5%から1.5%減となった。光ファイバに占めるNTT東西のシェアは78.9%で、2006年度末と同率だった。
全体の回線数の動向としては、引き続きメタル回線数の減少により、加入者回線の総数は減少し、6636万回線から6515万回線になった。一方、光ファイバ回線数は、引き続き増加傾向となっており、加入者回線数に占める割合は13.0%で、初めて全体の10%を突破した。
NTT東西の光ファイバ回線数のシェアは、「引き続き概ね東高西低」とのことで、2006年度末と比較すると、東京都、和歌山県、岡山県、沖縄県でシェアが2~3%程度増加した。中部地方(岐阜県、静岡県、三重県)や石川県では、電力系事業者や地域系CATV事業者(自治体)などの影響により、シェアが7~11%程度減少した。
関連情報
■URL
平成19年度末における固定端末系伝送路設備の設置状況
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080617_4.html
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( 野津 誠 )
2008/06/17 20:04
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