デジロックは17日、ホスティングサービス「XREA」の無料ユーザー向けに配信される広告の一部に、ウイルスをダウンロードさせようとするリンクが挿入されていたとして、事態を公表した。現時点ではこの問題は復旧しているという。
XREAは、無料で50MBの容量が利用できるホスティングサービスで、ページには広告が自動挿入される仕組みとなっている。デジロックによれば、この広告配信には5台のサーバーを分散して使用していたが、そのうち1台において6月9日頃からウイルス配布ページにリンクされる不正なページが設置されていたという。
配布されていたウイルスは、特定のオンラインゲームのIDを盗み出そうとするもの。17日18時の時点でサーバーを初期状態に戻し、復旧したとしている。
デジロックでは原因について、外部に構築依頼をしていたサーバーの管理パスワードが受託会社外の者に渡り、不正なファイルがアップロードされたと説明。外部に構築・管理依頼をしていたため対策が遅れたとして、委託契約を見直すなど早急な対策を取るとしている。
関連情報
■URL
無料ユーザー向け広告配信サーバーの不具合について
http://sb.xrea.com/showthread.php?p=83947
( 三柳英樹 )
2008/06/18 13:54
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