日産自動車は19日、カーナビ向け情報配信サービス「カーウイングス」に、「Googleマップ位置情報ダウンロード」機能を追加した。
「Googleマップ位置情報ダウンロード」では、Googleマップで表示した地図情報のURLをメール送信できる機能を利用。カーウイングスが指定するメールアドレスに送ることで、カーウイングスの情報チャンネルで緯度経度の取得が可能となる。受け取った緯度経度から目的地を設定できる。
従来、地図ソフトや地図サイトでメール送信機能を利用して、カーナビと位置情報をやりとりする場合、POIXというXMLファイルをメールに添付する方法があった。カーウイングスもこれに対応しているが、POIXを生成できるサイトは限定されているという。Googleマップに対応したことで、目的地の検索と登録が容易になった。
なお、今回の機能は、日産が開発・運用している変換エージェントサーバー「テレマティクスエージェント(TA)」を利用している。TAでは、メールに書かれた緯度経度情報を解釈し、カーナビに適した形式に変換することが可能だ。日産では今後、TAでさまざまなデータの変換に対応することにより、カーナビの情報サービスを充実していく考え。
関連情報
■URL
カーウイングス公式ブログの当該記事
http://blog.nissan-carwings.com/carwings/2008/06/google-b942.html
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( 野津 誠 )
2008/06/19 12:47
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