アップルは19日、Webブラウザ「Safari 3.1.2 for Windows」を公開した。Windows版のSafariについては、任意のプログラムを実行させられる危険のある脆弱性の存在が指摘されていたが、Safari 3.1.2ではこの問題を修正。アップルではすべてのユーザーに対してアップデートを推奨している。
Safari 3.1.2 for Windowsでは、合計4件の脆弱性を修正。うち1件は、ユーザーの許可なしにファイルが自動的にダウンロードされ、実行されてしまう危険のあるもので、マイクロソフトでは5月30日に「適切な更新プログラムが提供されるまでは、Windows版Safariの使用を控えることを推奨する」という内容のセキュリティアドバイザリを公開していた。
アップルではこの問題に対処するため、ダウンロード時に必ず確認用のプロンプトを出すようにするとともに、ダウンロードファイルの標準の保存先をデスクトップからユーザーのダウンロードフォルダに変更した。
関連情報
■URL
Safari
http://www.apple.com/jp/safari/
Safari 3.1.2のセキュリティ情報(英文)
http://support.apple.com/kb/HT2092
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・ 「Safari」Windows版の複合的脅威について、Microsoftが警告(2008/06/02)
( 三柳英樹 )
2008/06/20 14:16
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