JVN(Japan Vender Status Notes)は25日、金融機関などで導入されているセキュリティソフト「nProtect Netizen」にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性があることを明らかにした。同ソフトを最新版にアップデートすれば脆弱性を回避できる。
nProtect Netizenは、特定のホームページで通信を行なう間だけ起動させるセキュリティソフト。ユーザーがアクセスしようとしているサイトが正規のサイトであるかを判別することが可能で、銀行やクレジットカード会社などが導入している。
JVNによれば、細工されたWebページを閲覧することで、nProtect Netizenが起動できなくなるほか、DoS攻撃を受ける可能性があるという。この脆弱性の影響を受けるのは、nProtect Netizenの「Ver.5」。
ただし、提供元のネットムーブによれば、18日15時30分に脆弱性を修復。PCを再起動すれば同ソフトが自動的にアップデートされ、正常な状態に戻るとしている。
関連情報
■URL
nProtect Netizenにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性
http://jvn.jp/jp/JVN36635562/
nProtect Netizen脆弱性発見、並びに対応完了のご報告
http://web.nprotect.jp/netizen5/news/news_080620.html
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・ 金融機関などで使われているフィッシング詐欺対策ツールに脆弱性(2005/04/25)
( 増田 覚 )
2008/06/26 14:58
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