ドワンゴは2日、子会社のニワンゴが運営する動画投稿共有サービス「ニコニコ動画」において、映像関連3団体からの要請を受け、MAD動画を含む著作権侵害動画を削除する対策の実施を発表した。
ニワンゴでは、日本動画協会、日本映像ソフト協会、日本映画製作者連盟の3団体からの要請により、ニコニコ動画における著作権侵害動画についての検討・協議を行ってきたが、今回、3団体に対して対策を提案。3団体に対して、1)既に投稿されている3団体の会員社の著作権を侵害している動画(MAD動画を含む)を削除すること、2)新規に投稿された動画について監視を行い、3団体の会員社の著作権を侵害している動画(MAD動画を含む)を速やかに削除すること――の対応策の実施を提案し、3団体の同意・確認の上申し入れ書を提出し、受領に至ったとしている。
ニワンゴでは、これまでも投稿される動画に対する権利保護を目的とし、権利保護システムや監視体制の強化、利用者への啓蒙活動を行ってきたが、今後も権利者やコンテンツホルダー、諸団体・協会との対話に基づいた権利保護の取り組みを強化し、その要望をふまえつつ著作権侵害問題に適切に対処していくとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://info.dwango.co.jp/pdf/ir/news/2008/080702.pdf
ニコニコ動画(SP1)
http://www.nicovideo.jp/
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( 三柳英樹 )
2008/07/02 17:47
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