G DATA Softwareは3日、Google AdWordsのアカウントを狙ったフィッシング詐欺が欧米で流行の兆しを見せているとして、ユーザーに対して注意を呼びかけた。
G DATA Softwareによると、Googleからのメールを装って、「広告キャンペーンのお支払いがまだ済んでいませんでした」といった文面で、Google AdWordsのアカウントを入力させようとするサイトに誘導するメールが出回っているという。実際には、このサイトは中国のサーバーを経由した偽装サイトで、犯罪者たちは詐取したアカウントを利用して、自分たちに都合のよい広告を出したり、宣伝したいことをキーワード登録する狙いがあるとしている。
また、これらのテキスト広告のリンク先に、サイトを開いただけで感染してしまうウイルスを仕組むことで、次々と感染者を生み出すことができると指摘。G DATA Softwareでは、犯罪者は単に銀行のキャッシュカードやクレジットカードのアカウントだけを狙っているわけではなく、どのような種類のアカウントであってもログイン情報を取得しようとしているとして、ログイン情報を確認するメールに対して細心の注意を払うよう呼びかけている。
関連情報
■URL
G DATA Software
http://www.gdata.co.jp/
( 三柳英樹 )
2008/07/03 16:57
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