米Microsoftは、Windows XP Service Pack 3(SP3)の自動配布を近日中に開始する。自動更新によるアップデートを有効にしているユーザーは、SP3が自動的に適用される。ニュージーランドのMicrosoftでシニアテクニカルアカウントマネージャーを務めるNick MacKechnie氏が7日、自身のブログで明らかにした。
MacKechnie氏のブログによれば、SP3を自動適用したくないユーザーは、自動更新によるSPのインストールをブロックするツール「Windows Service Pack Blocker Kit」を導入することを推奨している。また、システム管理者に対しては、SP3の自動更新を回避できるアップデート管理ソリューションを提供している。
なお、ユーザーは、セキュリティに関する情報を一元管理する「Windows セキュリティセンター」で、Windowsの自動更新を無効にしたり、インストールを手動で実行するオプションを選択することで、SP3の自動更新を回避することが可能だ。ただし、この手法についてマイクロソフト日本法人は、「他の重要なセキュリティのアップデートも自動更新されなくなる」として、SP3の自動更新のみを回避する場合は、専用のツールを導入することを推奨している。
MacKechnie氏ブログでは、SP3を自動配布する日時は明記されていない。この点についてマイクロソフト日本法人に確認したところ、日本を含めた全世界で近日中に自動配布を開始することは決まっているが、具体的な開始日時は未定としている。
関連情報
■URL
Nick MacKechnie氏のブログ(英文)
http://blogs.msdn.com/nickmac/archive/2008/07/07/windows-xp-service-pack-3-release-to-automatic-updates.aspx
Windows Service Pack Blocker Toolのダウンロードページ
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=EC662F0F-4167-44E7-BA79-766679892BA2&displaylang=ja
( 増田 覚 )
2008/07/08 17:18
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