アップルは、iPhoneおよびiPod touch向けの「iPhone 2.0 Software Update」を公開した。アップデートでは複数の脆弱性の修正も行われており、アップルではユーザーに対してアップデートを推奨している。iPod touchのアップデートは有償(1200円)となり、iTunes Storeから購入できる。
iPhone 2.0 Software Updateは、従来のiPhoneとiPod touchについて、7月11日に発売した「iPhone 3G」と同様に、ソフトウェアをダウンロードできる「App Store」や、ネットワークサービス「MobileMe」のサポートなどの機能を追加するアップデートプログラム。
アップデートでは機能追加とともに、搭載されているWebブラウザ「Safari」の脆弱性など、合計13件の脆弱性の修正も行われている。脆弱性の中には、任意のコードが実行される危険のあるものや、サーバー証明書の取り扱いが不適切なためにSSL通信を盗聴される危険があるものなどが含まれる。
脆弱性の影響を受けるのは、iPhoneのバージョン1.0~1.1.4およびiPod touchのバージョン1.1~1.1.4。いずれの脆弱性も、バージョン2.0にアップデートすることで修正される。また、7月11日に発売した「iPhone 3G」については、既に本体ソフトウェアがバージョン2.0のため影響を受けない。
関連情報
■URL
セキュリティ情報(英文)
http://support.apple.com/kb/HT2351
iPod touchのアップデート情報
http://www.apple.com/jp/ipodtouch/appstore/
( 三柳英樹 )
2008/07/14 18:18
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