メディア制作会社の英RDF Media Groupの子会社であるRDF Digitalは29日、欧州で人気のSNS「Bebo.com」と提携し、宇宙空間に地球からメッセージを送信するプロジェクトを立ち上げたと発表した。
メッセージはBebo.comの1200万会員から募集し、9月30日のインターネット投票を経て最終的に500件に絞る。メッセージの中には画像、テキスト、手書きの絵などを含めることができ、いずれも2進数に変換されてから、電波によって宇宙空間に向けて放射される。
選ばれたメッセージは10月9日、ウクライナにあるRT-70電波望遠鏡を使って送信される。電波望遠鏡は、地球から20.5光年離れ、地球に似た惑星と考えられているグリーゼ581cに向けられる。メッセージが到着するのは2029年春ごろと計算される。
このプロジェクトは広告費によって運営され、Bebo.comだけでなく、さまざまな分野で企業と提携することが検討されているという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.bebo.com/Press.jsp?PressPageId=7554880862
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/07/30 12:08
- ページの先頭へ-
|