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Google、検索結果のカスタマイズをユーザーがコントロール可能に


 米Googleは30日、検索結果が表示される方法を、ユーザーがより柔軟に変更できるようにすることを明らかにした。

 「Googleウェブ検索」では、多くの場合、検索結果がユーザーに合わせてカスタマイズされている。しかし場合によっては、カスタマイズのされ方が適切でないこともありうる。Googleでは今後、そのカスタマイズの方法を、ユーザーが状況に応じて変更できるオプションを用意すると発表した。この機能は数日以内に提供開始予定だ。

 具体的には、検索結果がユーザーがいる場所や最近の検索クエリー、履歴などによって影響されている場合に、「More details」リンクがページの右上に表示される場合があるというものだ。このリンクからカスタマイズの方法を変更できる。

 例えば、GoogleではユーザーのIPアドレスに基づいて、ユーザーがいる可能性が高い場所を大まかに特定し、それに合わせて検索結果を調整している。この場所をユーザーが指定して変更することで、Web検索の検索結果だけでなく、Google Mapsや他のGoogleのサービスの利用でもより便利になるとしている。

 またGoogleは、直近の検索クエリーのいくつかも参考にしている。これらのクエリーは、ユーザーのブラウザに限られた時間保存されており、ブラウザを閉じると同時に削除される。これらの情報も、検索クエリーの意味を把握するために役立つ情報で、カスタマイズのために利用されているという。

 また、サイトの履歴を保存できる機能「Google Web History」を利用している場合、これらの情報も検索結果の適切な順位表示に使用されている。

 今回の機能追加は、検索結果やアルゴリズムに大きな変更があったわけではないが、ユーザーが自分の希望に合わせて、検索結果の表示方法をコントロールできるようになり、透明性が向上したという意味を持っている。


関連情報

URL
  Google公式ブログの該当エントリー(英文)
  http://googleblog.blogspot.com/2008/07/more-transparency-in-customized-search.html

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Googleに「Web History」機能追加、サイトの閲覧履歴を保存・検索可能(2007/04/20)


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/07/31 12:52

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