アップルは、音楽管理ソフト「iTunes」の最新版(バージョン7.7.1.11)を公開した。
「iTunes 7.7」は、iPhone 3GやiPod touchでアプリ配信サービス「App Store」が利用できるようになる音楽管理ソフトの最新バージョン。7月11日にiPhone 3Gが発売され、あわせてアップルから「バージョン7.7.0.43」のiTunesの配布が開始されていたが、その後、一部のWindows環境で「AppleMobileDeviceHelper.exe」に関連したエラーダイアログが繰り返し表示されるなどの不具合が確認されていた。
「バージョン7.7.0.43」の配布から約3週間経った31日、新たに「バージョン7.7.1.11」が公開された。編集部では、従前のバージョンをインストールし、エラーダイアログなどが発生していたWindows Vista搭載のパソコンに最新バージョンをインストールしたところ、エラーダイアログが発生しなくなり、iPhone 3Gと同期できることを確認した。
アップルでは「今回のアップデートは、iTunesの安定性とパフォーマンスを向上させる修正になる。iTunes 7.7をインストールしている方にはバージョンアップをお勧めする」とコメント。ただし、不具合の内容や原因についてのコメントはなく、「そういった事象が発生すると、ユーザーから問い合わせがあったのは事実」と述べるに留まっている。
なお、ジャストシステムでは、同社Webサイト内のユーザーサポートコーナーにおいて、「Windows Vista環境でATOKが既定の言語に設定されている場合、iTunes 7.7を起動すると『「AppleMobileDeviceHelperは動作を停止しました』というエラーメッセージが表示される現象を確認している」と案内している。この件について、ジャストシステムでは「現在も調査中」とコメント。現時点では特にあらためて案内できる内容はないとしている。
関連情報
■URL
アップル
http://www.apple.com/jp/
ジャストシステム サポートFAQ
http://support.justsystems.com/faq/1032/app/servlet/qadoc?QID=042973
関連記事:iPhone 3G対応の「iTunes 7.7」、一部環境で不具合[ケータイ Watch]
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/40849.html
( 関口 聖 )
2008/07/31 16:42
- ページの先頭へ-
|