米Yahoo!は5日、1日に行われた株主総会の投票結果に間違いがあったことを発表した。ただし、取締役全員が再任されるという結果そのものに影響はない。
この問題は、Yahoo!株主総会の投票結果を検査するCorporate Election ServicesがYahoo!に5日付で伝えたものだ。それによると、機関投資家の委任状を取り扱っていたBroadridge Financial Solutionsが、取締役への支持を留保する票の取り扱いを大きく誤り、8桁以上の数字を誤って伝えてしまったことが原因だという。
その結果、Jerry Yang CEOへの支持率は、当初85.4%と高い数字で伝えられていたが、実は66.3%だったことが明らかになった。そのほかにもRoy Bostock会長の支持率は79.5%から60.4%へ、Ronald Burkle氏も81.2%から62.1%へ、Arthur Kern氏は77.9%から68.3%へ、Gary Wilson氏も81.8%から72.3%へと下げられた。
修正された結果を見ると、株主の約4割がBostock会長を支持せず、3分の1がYang CEOを支持しなかったことがわかる。
Yahoo!は、株主総会で扱われた他の議題への投票に関しては、誤りが見つからなかったと報告している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://yhoo.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=326527
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・ 米Yahoo!、Jerry Yang氏がCEOに再任~Icahn氏も取締役に(2008/08/04)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/08/06 12:03
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