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CNNIC、中国ネット利用者の北京五輪についての調査を発表


 中国ネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)は6日、北京五輪開催時の中国のインターネット利用者の行動についてまとめた調査報告「2008年中国網民奥運媒体消費行為研究報告」を発表した。調査は北京五輪開催前の6月5日〜20日に行っており、調査によれば中国のインターネット利用者全体の82%が北京五輪に注目している。ちなみに中国のインターネット利用者総数は、CNNICの調査によれば2008年6月末で2億5300万人。


オリンピックサイトは映像・画像コンテンツが人気

 インターネット利用者が五輪情報を得るためのメディアは何か、という質問については、「インターネット」(79.8%)が最も高い結果となったが、「テレビ」(69.3%)も主要な手段となっている。以下は「新聞」(40.5%)、「携帯電話」(11.0%)、「ラジオ」(6.5%)など。

 五輪情報をテレビで得るという回答は、大都市よりも小都市のほうが10ポイント近く高い。地域別では、ほとんどの地域においてインターネットがテレビよりも高い数字となったが、大連やハルビンなどの東北地方に限ってはテレビがインターネットを上回った。また、大学生のインターネット利用者のみに限定すれば、五輪情報を得るためのメディアは「インターネット」が89.8%となり、以下は「新聞」(34.8%)、「テレビ」(31.3%)、「携帯電話」(20.5%)と、全体の結果とはかなり異なっている。

 8割弱のインターネット利用者が、テレビ・インターネット・新聞など複数の媒体を利用して五輪情報を観ているが、その一方でインターネット利用者の13%は、インターネットのみでオリンピック情報を得ると回答した。

 インターネットで見る五輪関連コンテンツについては「競技映像」(43.7%)や「競技画像」(40.9%)が人気となっている、以下は、「競技関連コラム」(32.0%)、「競技結果速報」(25.4%)、「五輪の話題の掲示板」(23.8%)、「五輪の話題を扱うブログ」(23.8%)、「メダル獲得数などの予想サイト」(22.2%)、「著名人同士の討論・トーク記事」(15.0%)など。いずれのコンテンツも、大都市より小都市の方が数値が高い傾向となっている。

 北京五輪の特集サイトを選ぶ要素としては、「普段からよく訪ねるサイト」を挙げた人が62.2%で最も多く、以下は「更新が早いタイムリーなサイト」(42.4%)、「コンテンツが豊富なサイト」(33.9%)、「内容に誤りのないサイト」(26.9%)など。大都市のインターネット利用者は、小都市のインターネット利用者に比べて「普段からよく訪ねるサイト」と回答した割合が多い。


注目競技は「水上競技」、聖火リレーは地元通過時に関心が高い

 インターネット利用者が注目する競技では「水上競技」(58.1%)が最も高く、「卓球」(50.9%)、「陸上競技」(47.4%)、「バスケットボール」(32.7%)、「体操」(24.5%)、「サッカー」(23.6%)、「バドミントン」(21.2%)、「バレーボール」(21.0%)が続く。

 バスケットボール(男性:45.4%、女性18.8%)や、サッカー(男性:34.3%、女性11.7%)については、女性よりも男性のほうが注目している。反対に、水上競技(男性:48.2%、女性:69.1%)や体操(男性:17.1%、女性:32.7%)は、男性よりも女性が注目している。

 聖火リレーでの注目度については、「聖火が地元を通過時」(49.7%)が最も関心が高く、「エベレスト登頂時」(45.1%)、「海外での聖火リレー」(44.5%)がそれに続くが、「北京に聖火到着」(9.2%)の関心は低い。都市部の方が関心が高い傾向となり、海外での聖火リレーについては、大都市と小都市で10ポイント近くの差があった。また、大都市での海外の聖火リレーの注目についても、北京(51.6%)、上海(49.7%)に対して、広州(42.2%)が低い結果となった。


約半数のインターネット利用者がスポンサー企業によい印象

 調査では、オリンピックのスポンサー企業についても、インターネット利用者に対して質問を行っている。

 オリンピックのスポンサー企業となることで、54.6%が「知名度が上がる」、49.5%が「その企業の製品に信頼がおける」、45.7%が「同等の条件下であればスポンサー企業の製品を選ぶ」とそれぞれ回答とした。各回答については、大都市のインターネット利用者よりも小都市のインターネット利用者の方が回答率が高い。

 スポンサー企業がどのような五輪関連コンテンツに企業名を出すことが有用であると考えるかという質問では、最も「知名度が上がる」のは「競技結果速報」の83.2%、最も「その企業の製品に信頼がおける」のは「メダル獲得数などの予想サイト」の64.6%、最も「同等の条件下であればスポンサー企業の製品を選ぶ」のは「著名人同士の討論・トーク記事」の65.0%となった。ただし、コンテンツによる回答率の差は最大でも5ポイント強で、大きな差があるわけではない。


関連情報

URL
  ニュースリリース(中文、PDF)
  http://www.cnnic.cn/uploadfiles/pdf/2008/8/6/162703.pdf


( 山谷剛史 )
2008/08/12 18:53

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