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「Windows 7」開発チームによる公式ブログ「Engineering Windows 7」
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米Microsoftは14日、「Windows 7」開発チームによる公式ブログ「Engineering Windows 7」を開設した。英語のほか、日本語、フランス語、簡体中国語でも読むことができる。
このブログは、Windows 7を担当する2人のシニアエンジニアリングマネージャー、Jon DeVaan氏とSteven Sinofsky氏が管理者となる。両氏によれば、Windows 7の開発には大規模ソフトウェア開発につきもののさまざまな難問があるという。それは、機能の選択、設計、開発、高品質で完成することなどだ。そのことについて、「我々は、Windows 7が成功するということには、これらの関心事をどのようにバランスをとっていくか、そしてWindowsの規模でどのようにソフトウェアを完成させていくかといったことに関し、オープンで正直な双方向の議論を行うことが含まれると強く信じている。我々は、このブログを通してそのような対話を行うことを約束する」と説明している。
今後、10月27日には「Professional Developers Conference(PDC)」が、その翌週には「Windows Hardware Engineering Conference(WinHEC)」という2つの開発者向けイベントが開かれ、そこでもWindows 7に関する技術的な深い情報が提供されるという。このブログでは、それまでの期間、そして最終的に製品としてリリースに至るまで、定期的に関連する情報を提供することになっている。
開発チームはこのブログに付けられるコメントを読むだけでなく、必要ならばブログでコメントに回答する予定だ。さらに、Steven Sinofsky氏のメールアドレスも公開しており、必要ならそこにメールするよう勧めている。特に、ブログで取り扱ってもらいたい話題について投稿するにはメールが良い方法だと述べている。
Windows Vistaの開発では、いくつかのブログは用意されていたものの、時折情報が公開されるだけだった。それとは異なり、Windows 7では公式ブログで定期的な情報公開と、ユーザーやパートナー企業との対話が行われ、製品開発に生かされることになる。
関連情報
■URL
Engineering Windows 7
http://blogs.msdn.com/e7/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/08/18 11:41
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