新潟県総合生活協同組合は14日、管理していた個人情報の一部が外部に持ち出され、ファイル交換ソフト「Winny」を通じて流出していたことを明らかにした。
新潟県総合生活協同組合によれば、2003年に同生協のシステム開発に携わっていた委託先システムエンジニアの1人が、自宅で作業するために無断でファイルを持ち出し、そのファイルがWinnyを通じて2008年3月に流出していたことが確認されたという。
流出していたファイルは、ほとんどがシステム設計資料だったが、一部に個人情報が記載されていたファイル(1999年~2003年に作成されたもの)が含まれていた。件数は9558件で、内訳は組合員に関する情報が2954件(うち住所の記載のある情報は4件)、委託先や取引先などに関する情報が4668件、役員・職員に関する情報が1936件。現時点では、情報の不正使用などの2次被害の報告は無いという。
新潟県総合生活協同組合では、8月11日に該当者に対して文書を郵送するとともに、8月14日にWebでも事態を公表。また、今回の事態を受けて、情報の外部持ち出しに対して厳重な規制措置を講じ、委託会社も含めて情報管理のさらなる強化を図るとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.niigata.coop/info/new_info/info2008081401.html
新潟県総合生活協同組合
http://www.niigata.coop/
( 三柳英樹 )
2008/08/18 14:55
- ページの先頭へ-
|