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OhmyNews、「Oh! MyLife」へのリニューアルに向け体験レポート募集


 市民参加型ニュースサイト「OhmyNews」は19日、9月1日に予定している生活情報を中心としたサイトへのリニューアルに向けて、体験レポートの募集を開始した。当初は「マネー」カテゴリの6テーマについて募集し、9月1日以降掲載していく。

 OhmyNewsでは8月1日、サイト開設2周年を機に大幅にリニューアルを行うことを発表。従来の政治・社会・経済といった区分のニュースサイトから、消費者視点の体験レポートを中心とした生活密着情報を掲載するサイトに変更し、サイト名も「Oh! MyLife」と改めることを明らかにしていた。オーマイニュースによれば、リニューアルに際してはスタッフも全員ではないが変更を行ったとしている。

 リニューアル後のOh! MyLifeでは、記事が「住まい」「健康・医療」「トラベル」などのカテゴリに分類され、商品やサービスに関する体験レポートや、専門家による解説記事などを掲載する。9月のリニューアル時点では、カテゴリーとして「マネー」を新設。「私の貯蓄法」「マイホーム、自動車、私はこんなに賢く購入した」「私の株式投資体験」など、6つのテーマで体験レポートの募集を開始した。

 従来のOhmyNewsの「市民記者」は、そのままリニューアル後のOh! MyLifeの記者に移行する。また、これまでと同様にカテゴリーにとらわれず自由に投稿は可能だが、原稿料を支払うのは体験レポートのみになるという。原稿料は、市民記者が一律100円、記事掲載本数や採用率などの条件を満たした「スーパー市民記者」が一律300円。また、専門知識を持つ記者は「エキスパート」として、別体系の原稿料を支払うとしている。

 OhmyNewsは、「市民みんなが記者」をコンセプトとした市民参加型ニュースサイトとして、2002年に韓国でサービスを開始。2006年には鳥越俊太郎氏を初代編集長に迎えて日本版サービスを開始し、市民記者登録者数は4624人(2008年7月25日現在)、月間1000本以上の投稿があるという。

 リニューアルについてOhmyNews編集部では、創刊以来OhmyNewsは市民が直接体験、取材した記事を高く評価してきたが、従来のニュースのカテゴリー分類が政治・社会・経済といった既存大手メディアの区分に似ていたことや、「ニュース」という単語が既存メディアの報じるニュースを連想させてしまう面があったと説明。また、こうした理由から、「新聞やテレビの政治、経済、事件報道のような話は自分には書けない」と萎縮してしまう記者や、「新聞報道やテレビ報道に対する自分の意見と感想がニュース」と誤解する記者も存在したとして、カテゴリー分類を消費者視点に近づけ、それを明確に示すためサイト名も変更することにしたとしている。


関連情報

URL
  体験レポート募集に関する記事
  http://www.ohmynews.co.jp/news/20080818/27979
  原稿料に関する記事
  http://www.ohmynews.co.jp/news/20080817/27942
  サイトリニューアルに関する記事
  http://www.ohmynews.co.jp/news/20080801/27650

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( 三柳英樹 )
2008/08/19 16:23

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