北海道札幌方面中央警察署は21日、インターネットを利用して音楽ファイルを送信可能な状態にしていた米国在住の邦人男性(47歳)を、著作隣接権侵害などの容疑で逮捕した。同日、日本レコード協会が明らかにした。
この男性は2006年1月から、奈良市の自宅に設置したPCで音楽ファイルを無料ダウンロードできるホームページを開設・運営。エイベックス・エンタテインメントやユニバーサルミュージックなどレコード会社8社が権利を持つ音楽ファイルを無断でアップロードし、不特定多数の人がダウンロードできる状態にしていたという。
札幌方面中央警察署の調べによると、この男性は赴任先の米国でホームページを運営し、約2万曲分の音楽ファイルを送信可能な状態にしていた。押収されたPCを解析した結果、2006年1月2日から2008年4月21日までの間に約115万回のダウンロードがあったことが判明したという。
日本レコード協会および会員レコード会社は今後、警察や他団体と連携し、音楽配信市場の健全な発展のため、違法な音楽配信の撲滅に積極的に取り組むとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.riaj.or.jp/release/2008/pr080821_2.html
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( 増田 覚 )
2008/08/21 13:09
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