トレンドマイクロは1日、オンライン取引時の個人情報漏えい対策に関するアンケート調査の結果を公表した。それによれば、具体的な対策方法を知りつつも、実行には移さないユーザーが大半に上ることがわかったという。
調査は8月8日から9日まで、18歳以上のインターネットユーザー1032人を対象に実施。ショッピングやトレーディング、バンキング、オークションなどのオンライン取引を行っていると答えた人は全体の88.0%で、うち94.5%はオンライン取引に不安を感じていると答えたという。
不安の内容では、「自分のクレジットカード番号や口座情報を入力する」(71.4%)を筆頭に、「ネットカフェなどに置かれた共用のPCでオンライン取引を行う」(64.7%)、「喫茶店や空港など、公共の場のワイヤレスネットワークでオンライン取引を行う」(47.5%)など、個人情報入力時の環境に敏感な人が多かった。
個人情報漏えいを防ぐために有効な対策方法については、「パスワードの変更を頻繁に行う」(84.1%)が最も多く、次いで「ソフトウェアキーボードの使用」(79.1%)が挙げられた。しかし、実際にパスワードを頻繁に変更していたのは16.9%、ソフトウェアキーボードを使用していたのは18.9%にとどまり、対策の必要性を理解しつつも実行できていない人が多いとしている。
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■URL
トレンドマイクロ
http://jp.trendmicro.com/jp/home/
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( 増田 覚 )
2008/09/01 16:29
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