Zohoは4日、ワープロアプリ「Zoho Writer」、表計算アプリ「Zoho Sheet」、プレゼンテーションアプリ「Zoho Show」で作成した各文書ファイルを1カ所で集中管理できる「Zoho Docs」ベータ版を公開した。
これまでは、各文書ファイルは該当するアプリケーションでしか扱えなかったが、これらの文書ファイルを1カ所で管理できるようになった。これにより、ローカルなコンピュータで種々のアプリケーションを扱うのと似た方法で、各種ファイルを扱えるようになる。
Zoho Docsはフォルダ形式になっていて、各種文書ファイルをドラッグ&ドロップで移動できるほか、ZIPファイルによる一括アップロードにも対応。アップロード時には自動的にウイルススキャンされる。
アップロードしたファイルは、Zoho Docsの中から閲覧できるほか、編集モードに切り換えると別ウィンドウが開き、該当するZohoアプリケーションで編集することが可能だ。
Zoho Docsのファイルをグループで共有する機能も備える。既にグループが作成されている場合には、そのグループを選択するだけでドキュメントを共有し、閲覧もしくは編集可能な状態にすることができる。
さらに、チャット機能の「Zoho Chat」が統合されているため、直接Zohoコンタクトに登録されている相手と、Zoho Docsの画面上でチャットすることができる。
Zoho Docsは、現時点で大部分が日本語化されているが、一部のメニューはまだ英語のままだ。また、一度にアップロードできるファイルの大きさも10MBまでとなっている。
GoogleはGoogle Docsで、早い段階から複数のアプリケーションを統合していた。Zohoは多数のオフィスアプリケーションを提供しているが、Zoho Docsによりこれらのアプリケーションを統合して利用できる環境が整ったといえそうだ。
関連情報
■URL
Zoho Docs
http://docs.zoho.com/
Zoho公式ブログの該当エントリー(英文)
http://blogs.zoho.com/uncategorized/introducing-zoho-docs/
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・ Zohoアプリケーションを統合するスタートページ「Zoho Start」発表(2007/08/30)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/09/05 12:16
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