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SNS市場は544億4000万円に、今後の課題はコスト削減とROM対策


国内SNS市場規模の推移
 矢野経済研究所は5日、「SNS市場の動向に関する調査結果 2008」を公表した。調査では、国内のSNS事業者約130社に対し、同社の専門研究員が電話・メールによるヒアリングを行った。期間は2008年6月~8月。それによると、国内SNS市場の伸張率は鈍化するものの、2009年度には544億4000万円に達すると予測している。内訳は、広告売上が356億2000万円、その他の売上が188億2000万円。

 国内SNS市場規模は、2006年度が89億7000万円(前年度比654.7%)、2007年度が276億2000万円(前年度比307.9%)と成長を続けており、2008年度には413億8000万円(前年度比149.8%)に達すると見ている。

 さらに今後、伸張率は鈍化するものの、ユーザーの利用頻度向上やユーザー数の増加、多種多様なサービスの増加、既存サービスにおける収益性の高いビジネスモデルの構築、新たな広告モデルの採用などにより、国内SNS市場は引き続き拡大傾向であると推測。2009年度には544億4000万円市場に達すると見ている。

 市場拡大に向けた課題としては、ユーザー増加に伴う設備投資や監視体制強化などによる経費増大、インターネット上で多くを占めるというサイトを閲覧するだけのユーザー(ROM)への対策を挙げている。能動的なアクションが必要なCGMへの参加は、ROMにとってハードルが高いと指摘。事業者は、サービスへの参加を促進するための仕組み作りが今後も重要になってくるとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.yano.co.jp/press/press.php/000383

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( 野津 誠 )
2008/09/05 17:22

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