アスキー・メディアワークスのリサーチメディア部門「アスキー総合研究所」は8日、Webブラウザに関するユーザー満足度調査の結果を公表した。
調査はアスキー総研アンケートモニター(週刊アスキー、アスキー・ドットPC、月刊アスキー、マックピープル各誌読者)を調査対象として、Webアンケートを実施したもの。有効サンプル数は723件。調査期間は9月3日~4日。
調査によれば、主に使用しているWebブラウザは、WindowsユーザーではInternet Explorer(IE)が66.3%と多数を占めた。以下はFirefoxが23.2%、Sleipnirが5.3%、Operaが1.8%、Lunascapeが1.2%、その他が2.2%。IEのバージョン別では、IE7が51.5%、IE6以下が14.9%となった。
一方、Macユーザーでは、「Safari」が64.5%と多数を占めており、以下は、Firefoxが28.1%、IEが5.1%、その他が2.3%で、MacユーザーでもFirefoxが2位となった。
主に使用しているWebブラウザを選んだ理由については、IEユーザーの場合は「PCにインストールされていた」が36.1%と最も多い。一方、Firefox(Windowsユーザー)では「使い勝手が良い」が70.9%、Safari(Macユーザー)でも「使い勝手が良い」が64.3%と、使い勝手や動作の速さが選択の理由として多く挙げられている。
主に使用しているWebブラウザの不満点については、IEでは「動作が遅い」が31.9%と最も多かった。一方、FirefoxとSafariについては、「正しく表示や操作ができないサイトがある」が不満点として最も多かった(Firefoxは36.8%、Safariは45.0%)。
使用しているWebブラウザについて「十分満足している」と回答したユーザーの割合は、IE(Windows)が9.9%、Firefox(Windows)が39.3%、Firefox(Mac)が36.1%、Safari(Mac)が26.4%。また、IEユーザーでは「あまり満足していない」(14.9%)、「まったく満足していない」(1.8%)という回答も他のブラウザのユーザーに比べて多かった。
また、グーグルが9月3日(日本時間)に公開した新ブラウザ「Google Chrome」についても、既に使用したと回答したユーザー80人に対して同様の調査を実施。「十分に満足している」が21.3%に達する一方、「あまり満足していない」が17.5%、「まったく満足していない」も2.5%となるなど評価が分かれたが、Google Chromeの公表直後の調査のため、結果については参考にとどめたいとしている。Google Chromeの今後の使用意向については、「メインで使うブラウザにしたい」が20.0%、「メインでは使わないがサブで使うつもり」が36.3%、「まだわからない」が36.3%などとなっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.ascii.co.jp/top/release/pdfs/080908.pdf
( 三柳英樹 )
2008/09/08 19:07
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