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米Microsoft、自社開発の機械翻訳サービスを公開


Windows Live Translator
 米Microsoftは8日、自社開発の機械翻訳サービスを開始したと発表した。この「Microsoft Translator」テクノロジーは、Live Search、Internet Explorer 8、Windows Live Toolbar、Windows Live Messengerなどから利用できる。

 これまでにもMicrosoftは機械翻訳サービスを提供していたが、基盤となる技術はサードパーティによるものだった。今回、Microsoftの研究機関であるMicrosoft Researchが開発した機械翻訳技術が利用されることになり、数カ国に関しては、これまでよりも高品質な翻訳ができるとしている。

 対応言語は、日本語、アラビア語、中国語(繁体字および簡体字)、オランダ語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語で、これらの言語と英語を相互に翻訳可能。ロシア語に関しては、ロシア語から英語への翻訳のみ行える。また、中国語の繁体字と簡体字でも双方向の翻訳ができる。Microsoftでは数カ月以内にさらに多くの言語に対応したい考えだ。

 Windows Live Translatorのサイトでは、一般的なユーザーインターフェイスを採用し、翻訳したい文章をペーストして翻訳したり、ページのURLを入力して丸ごと翻訳することもできる。

 また、Live Searchの検索結果から「Translate this page」をクリックして翻訳したり、バイリンガルモードとして、元のページと翻訳されたページを並べて表示することも可能だ。

 Windows Live Messengerには対話ロボット「mtbot@hotmail.com」が用意されており、このロボットとチャットすることによって、手軽に翻訳が可能。さらに他の友人を招待して、翻訳しながらチャットも楽しめる。


関連情報

URL
  Windows Live Translator
  http://www.windowslivetranslator.com/Default.aspx
  Microsoft Live Search公式ブログの該当記事(英文)
  http://blogs.msdn.com/livesearch/archive/2008/09/08/microsoft-translator-makes-the-web-more-worldly.aspx
  Microsoft Translator公式ブログの該当記事(英文)
  http://blogs.msdn.com/translation/archive/2008/09/08/translation-powered-by-microsoft-translator.aspx


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/09/09 12:18

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