日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)は15日、IPv4アドレスの最小割り振りサイズと初回割り振り基準を変更した。
現在、日本国内における一般的なIPアドレスの割り振りは、JPNICがISPなどの「IPアドレス管理指定事業者」(指定事業者)に対してIPアドレスのブロックを割り振り、指定事業者がエンドユーザーに対してIPアドレスを割り当てる形になっている。
今回の改訂では、JPNICが指定事業者などに対して割り振るIPv4アドレスの最小サイズが/21(2048アドレス)から/22(1024アドレス)に変更された。また、指定事業者が初回の割り振りを受けるための基準についても「直後に/24(256アドレス)を利用することが証明でき、1年以内に/23(512アドレス)を利用する計画があること」と緩和された(従来は直後に/23、1年以内に/22の利用が条件)。
JPNICでは今回の改訂について、発展途上国などでは最小割り当てサイズが/21では大きすぎるといった意見を受け、APNICが最小サイズを/22に変更したことに伴い、JPNICでも同様の変更を行ったと説明。改訂はIPv4アドレスの枯渇問題と直接の関係はないとしている。
関連情報
■URL
IPv4最小割り振りサイズ変更に伴う文書施行のお知らせ
http://www.nic.ad.jp/ja/topics/2008/20080916-01.html
( 三柳英樹 )
2008/09/17 18:51
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