KaZaAやSkypeの創業者が創業したことで知られる動画サービス「Joost」は18日、専用ソフトを使った動画サービスという同社のビジネスモデルを根底から変更し、ブラウザから動画を見られるようにしたと発表した。
Joostの公式ブログでは「今日こそが、新しい戦略、製品、設計をテストし始めるその日だ」とコメントしている。
ビジネスモデルを変えたJoostが強みの1つとして挙げているのは、インターネット上で最大の合法的動画ライブラリを保有することだとしている。現時点で3万5000以上の合法的な動画を見られるという。同社ではこれを「Show」「Music」「Film」の3種類に分類し、ナビゲートしやすいように改良した。
さらに、テレビ番組や映画を見る時には友人や同僚のおすすめが重要視されることから、Joostもソーシャル機能を追加した。これは「JoostFeed」と呼ばれる機能だ。これにより、自分が見た動画にコメントを付け、フィードとして配信できる。友人のフィードを購読しておけば、面白かった動画を見ることができ、話題を共有できるだろう。
Joostでは、10月には「Premium」バージョンと「Standard」バージョンのサービスを立ち上げるとした。Premiumでは、「Joostプラグイン」という拡張ソフトをインストールすることによって、ハイビジョン画質放送と生放送を楽しめるようになる。一方、Standardでは、通常通りFlash Playerによる動画サービスが提供されるが、10月にはさらに多くのソーシャル機能も追加されるとしている。
関連情報
■URL
Joost(英文)
http://www.joost.com/
Joost公式ブログの該当記事(英文)
http://blog.joost.com/2008/09/notice_anything_different.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/09/19 12:05
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