WebKit開発チームは25日、Acid3テストに満点で合格したと発表した。Acid3テストを満点で合格する初めてのブラウザレンダリングエンジンになるという。
Acid3テストとは、Web標準規格推進団体のThe Web Standards Projectが開発したブラウザ実装互換性テストだ。このテストに合格することによって、レンダリングエンジンがWeb標準規格をある程度正確に実装していることを実証できるとされている。
WebKit開発チームは3月に、Acid3テストの一部分であるレファレンスレンダリングテストに100点満点で合格したことを発表していたが、最終的なテストであるアニメーションテストに合格することができていなかった。
今回Webキット開発チームは、2.4GHzのプロセッサを搭載したMacBook Pro環境上で、滑らかなアニメーション再生を実現し、このテストにも合格したことを発表した。同チームによれば、これはJavaScript、DOM、レンダリングの速度向上によって実現できたとしている。
WebKitレンダリングエンジンは、AppleのSafariやGoogleのChromeなどのブラウザが採用していることで知られている。
関連情報
■URL
WebKit開発チーム公式ブログの該当記事(英文)
http://webkit.org/blog/280/full-pass-of-acid-3/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/09/29 11:35
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